安土桃山時代初期(1570年代)天正年間初期安養坊法師と須藤六右衛門正行(唐沢城佐野家々臣)の尽力により「医王山金蔵院薬師寺」として開山され、「薬師如来」をご本尊として祀りました。
この寺の前身の成立年代は不詳ながら、ご供養に使用された板碑(弥陀一尊板碑)-市文化財-が鎌倉時代中期(1331年)元徳3年に作られています。(平成14年佐野市に寄贈する)
江戸時代になり、唐沢28代城主(佐野正綱侯・天徳寺了伯)が隠退をする折り、また、唐沢城主29代城主(佐野信吉侯・佐野修理大夫)が、徳川家康による豊臣氏縁故の外様大名とりつぶし策にて、城を明け渡す折り、2代にわたり一時身を寄せた寺であります。
その後、当寺院は数度にわたる火災に見舞われ、その結果、従前のご本尊「薬師如来」を薬師堂に祀り、「災難を除き、利益を増進させる貢献あり」と信じられている「不動明王」を新たにご本尊として祀るに至りました。
平成20年本堂の新築を機に、開山時のご本尊「薬師如来」をご本尊として祀ることになる。
・春彼岸供養
・施餓鬼供養 5月第2土曜日
・人形供養 5月第4土曜日
・壽観音あじさい会 6月第4土曜日
・盆供養
・秋彼岸
・除夜の鐘、古塔婆お炊き上げ 12月31日